━━━「授業」はただ教えるだけじゃない
私は塾講師を完全未経験でこの仕事を始めました。
講師経験がない人でも現場のイメージが湧きやすいように、今回は1年働いた今だからこそ感じる
「最初は難しかったけど、少しずつできるようになったこと」
についてお話ししたいと思います。
まず、塾講師の仕事のメインである「授業」ですが、実際はただ問題を教えるだけではありません。
生徒たちが勉強できるようになるためには、こちらが一方的に説明するだけでも、ただテキストを進めるだけでも足りないのです。
特にSherpaは、講師1人に対して生徒最大4人までの個別指導塾です。
今回はその「1:4授業」の中で、実際にどんなことを意識しながら授業をしているのかをお話ししていきます。
━━━まず苦戦したのは「全員を見ること」
個別指導と聞くと、「1人1人しっかり見られそう」というイメージを持つ方も多いと思います。
ですが実際は、1人に説明している間に他の子の手が止まってしまう、ということが最初はよくありました。
基本的には同じ学年・同じ科目の生徒を同時に見ることが多いですが、受講人数の関係で、時には学年も科目も違う4人を同時に見ることもあります。
もちろん、その方が授業を回す難易度は上がります。
そのため、最初は1〜2人を見るところから始まり、慣れてきたら人数を増やし、さらに慣れると科目や学年が混ざった授業も担当していく、という流れでした。
━━━生徒によってアプローチが変わる
同じ学年・同じ科目でも、つまずくポイントや解くスピードは1人1人違います。
私は最初、この差への対応にかなり苦戦しました。
全員同じ単元を進めたいのに、早い子と遅い子で進度が大きくズレてしまい、どちらかに合わせると、どちらかが手持ち無沙汰になってしまうのです。
そこで、
・早く終わる子には応用ページまで進めてもらう
・ゆっくりな子には少し多めに付き、解くペースを上げる
など、授業中に意識するべきことを教えてもらいました。
ただ、未経験だった私には、そもそも
「どの子がどのくらいで終わるか」
を予測すること自体が最初は難しかったです。
今では、
「この子はここで止まりそう」
「この問題はみんな同じところでつまずきそうだから、まとめて解説しよう」
など、授業中に自然と考えながら動けるようになってきました。
━━━「間違え方」に注目する
授業では、「正解したかどうか」だけを見ているわけではありません。
途中式の書き方や、どんな間違え方をしているかなど、答案から分かる情報がとても多いです。
例えば、
・計算ミスが多いのか
・そもそも考え方が理解できていないのか
・解き方は分かっているけど自信がないのか
など、生徒によって原因は違います。
だからこそ、一方的に説明するだけではなく、生徒自身に説明させたり、考えをアウトプットしてもらったりすることも大切です。
また、説明中も
「本当に理解できているか」
「聞く姿勢ができているか」
まで意識して授業をしています。
1回の授業の中でも、実はかなり多くのことを考えながら動いています。
イメージが湧きやすいよう、数学の授業を例に出してみまたしたが、科目によって生徒の答案で着目するポイントはそれぞれ異なります。
━━━1年経って少し見えるようになったこと
最初は、そもそも
「自分の説明で伝わるのか?」
という不安でいっぱいでした。
そこに加えて、生徒の様子を観察しながら授業を進める必要もあり、毎回かなり必死でした。
実際、進度がズレて授業が上手く回らないことも何度もありました。
ですが1年経った今では、以前よりも生徒1人1人の状況を見ながら、先回りして動けるようになってきたと感じています。
もちろん、まだまだ課題はあります。
それでも毎授業ごとに成長を感じられる仕事ですし、できなかったことができるようになる実感を持てる仕事だと思います。
まずは少人数からスタートし、サポートを受けながら少しずつ慣れていける環境があります。
未経験でも、実践しながら成長していけるので、このブログで少しでも現場のイメージが伝わったら嬉しいです。
一緒に成長していきましょう!
